はじめまして。鍼灸ハリミルの衛藤未奈生(えとう みなお)です。
2026年9月24日、JR茨木駅から徒歩4分の場所に鍼灸院を開きます。その最初の記事に何を書こうかと考えて、自分の失敗の話を選びました。
きれいな話ではありません。痩せたくて走って、膝が腫れて、動けなくなった話です。
この記事では、私自身がなぜ失敗したのか、そして何を変えたら抜け出せたのかをお伝えします。もし今、「動きたいのに動けない」「始めたのに悪くなった」という場所にいらっしゃるなら、原因は努力不足ではないかもしれません。最後まで読んでいただくと、体づくりを始める前に必要な順番が見えてくると思います。
痩せたくて走ったら、膝が腫れた
2024年のお正月のことです。
痩せたいと思っていました。通っていたジムが年末年始で休みだったので、万博公園の外周道路を走ることにしました。特別なことをしたつもりはありません。ただ走っただけです。
数日後、膝が腫れました。
歩くのもつらい。階段がこわい。それまで当たり前にできていたことが、できなくなりました。
抜けられない循環に入りました
そこから、どうにもならない循環に入りました。
痩せたい。だから歩きたい、走りたい。でも動くと膝が腫れる。動けないからイライラする。イライラするから食べる。食べるから太る。太るから、また膝に負担がかかる。
一周まわって、スタート地点より悪くなっている。
同じ時期、見た目のことも気になっていました。O脚。下腹が出ていること。「赤ちゃん体型」と言われたこともあります。食べても食べなくても出ているお腹。
ジムに行っても、走っても、悪化する。何をしても裏目に出ました。自力ではもう抜けられない、とはっきり分かりました。
間違えていたのは、努力の量ではなく順番でした
硬い体のまま動かすと、弱いところに負担が集中する
体には、動きやすい部分と動きにくい部分があります。
長く同じ姿勢を続けたり、使い方に偏りがあったりすると、動かない部分が出てきます。その状態で全体を動かそうとすると、動かない部分の分まで、動けるところが働くことになります。
そのしわ寄せは、いちばん弱いところに集まります。私の場合、それが膝でした。
膝そのものが悪かったというより、股関節や体幹が働いていない状態で走ったことで、膝が引き受けすぎたのだと今は考えています。
12年教えてきた私でも、自分の体では間違えました
私はヨガとピラティスを12年以上教えてきました。体のことを知らない人間ではありません。
それでも、自分の体では順番を間違えました。
やる気がなかったわけではないのです。むしろ、やる気があったから走りました。でも、動く前にやっておくことがありました。
自分のことになると見えなくなる。これは多くの方に当てはまることだと思います。
私が最初にやったこと
①ほどく ②目覚めさせる ③動く
抜け出すきっかけになったのは、インナーマッスルに働きかけるローラーピラティスでした。
選んだ理由は、それが理学療法士という国家資格を持つ、リハビリの専門家がつくったメソッドだったからです。自己流で失敗したあとでしたので、根拠のあるものを選びたいと思いました。
そこから、順番を変えました。
1. ほどく まず、緊張とこわばりを取ります。硬いまま動かさない、ということです。
2. 目覚めさせる 眠っているインナーマッスルに働きかけます。体を内側から支える筋肉は、意識しないと使われないまま過ごしてしまうことがあります。
3. 動く 体幹が使えるようになってから、動かします。ここでようやく、走る・歩くが安全になります。
この順番に変えてから、私の膝は少しずつ変わっていきました。
自己流で全部失敗したあとに、正しい順番に出会った。それが私の実感です。
だから、鍼灸とピラティスの両方がある場所をつくりました
鍼灸で、こわばりをほどく。 ピラティスで、正しい動きにつなぐ。
「ほどく」だけでは、体の使い方が変わらないので、また同じところが硬くなっていきます。マッサージや整体で楽になっても数日で戻ってしまうのは、これが理由だと考えています。
「動かす」だけでは、硬いままの体に負担がかかります。私が膝を腫らしたのは、こちらでした。
どちらか片方では足りない。だから両方できる場所が必要だと思いました。それがハリミルです。
いま動けずにいる方へ
もし今、こんな状態にいらっしゃるなら。
- 何かを始めたいのに、痛みがあって動けない
- 運動を始めたら、かえって調子が悪くなった
- 何をしても変わらない気がして、諦めかけている
努力が足りないのではなく、順番の問題かもしれません。
そして、早い段階のほうが変わりやすいと言われています。何年も経ってから戻すより、気づいた今のほうが体はラクです。

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